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4)排ガス凝縮試験装置の製作
(1)まえがき
高圧燃焼スターリングエンジン試作システムの排ガス凝縮試験装置計画に基づき、試験装置製作を行った。排ガス凝縮試験では前述の基本制御(機能)、すなわち試験装置構成要素の中で、特に気液分離器、計測機器ならびに制御・検出機器の仕様が重要であり、水蒸気凝縮器、炭酸ガス凝縮器の性能ならびに使用圧力、温度、流量等の想定条件に対応した仕様となっている。
(2)排ガス凝縮試験装置の製作。検査結果
排ガス凝縮試験装置系統図及び組立図、分離器組立図に基づき排ガス凝縮試験装置を製作した。製作後、高圧燃焼器、模擬ガス製造設備を含め高圧ガス取締法法規に基づき完成検査が行われた。完成検査では所定の圧力による気密試験を行い、使用圧力、温度での試験が実施可能となった。排ガス試験装置全体を図3.3-21、図3.3-22に示す。図3.3-21は凝縮部、図3.3-22は多段減圧部の全体写真である。また、水蒸気凝縮器および炭酸ガス凝縮器を各々の図3.3-23、図3.3-24、排ガス凝縮試験装置の制御盤を図3.3-25に示している。
(3)まとめ
排ガス凝縮器の伝熱特性、運転制御性を把握・評価するための排ガス凝縮試験装置の製作を行い、高圧ガス取締法法規の所定の検査を行った。

 

 

 

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